YouTubeの視聴維持率の平均値【上げる方法と低い動画の対処法】
YouTubeにおいて、視聴維持率はとても大切な項目です。視聴維持率の高さによって、YouTubeチャンネルの伸び率が変わると言えるほど、多くのYouTubチャンネル運営者が視聴維持率を重要視するためです。
しかし、「視聴維持率の平均値はどれくらい?」・「視聴維持率の上げ方は?」など、視聴維持率にまつわる疑問が後を絶ちませんよね。
ですので、今回はYouTubeの視聴維持率の平均値や上げ方などを、わかりやすくまとめました。本記事の後半部分では、視聴維持率が低い動画の対処法を詳しく記載しましたので、ぜひ参考にしてください。
本記事を読めば視聴維持率の大切さや増加方法がわかり、視聴維持率を意識した動画作りができるはずです。
YouTubeの視聴維持率の平均(目安)
YouTubeの視聴維持率(視聴者が動画を見続けた時間)の平均は動画によって差がありますが、目安は40%・理想は60%以上です(30%以下は低い部類)。つまり、動画の全体時間のうちユーザーが半分以上を見続けますと、良質なコンテンツと判断できます。
また、視聴維持率が高いと多くのメリットが存在しますよ。
- おすすめ動画や関連動画に表示されやすい
- 動画の再生回数が増える
- チャンネル登録者数の増加を期待できる
公式情報ではありませんが、視聴維持率が40%以上=YouTubeのアルゴリズム(AI)が良質な動画と判断し、上記のメリットが起こると昔から言われています。
10分動画の場合、視聴維持率が4分以上になるように工夫しましょう。
YouTubeの視聴維持率の確認方法
視聴維持率の確認方法を紹介します。
- 「YouTube Studio」を開く
- 左上アイコン下の「コンテンツ」をクリック
- 視聴維持率を表示したい動画の下部「アナリティクス」をクリック
- 「エンゲージメント」をクリック
- 「詳細」をクリック→視聴維持率のグラフが詳しく表示される
視聴維持率のグラフは、横軸→動画の経過時間、縦軸→視聴維持率を示します。
また、グラフの詳しい見方は下記の通りです。
- 平坦部分→視聴者が動画の平坦部分を最初から最後まで再生した
- 緩やかな下降→視聴者の関心が徐々に薄れている
- 山の部分→多くの視聴者が山の部分を何度も視聴したor共有する視聴者が多かった
- 谷の部分→視聴者が谷の部分で視聴を止めたorスキップした
YouTubeの視聴維持率の上げ方
YouTubeの視聴維持率の上げ方を紹介します。動画冒頭と中盤で具体的なやり方が違いますので、わかりやすく解説します。
動画冒頭
動画冒頭の視聴維持率の上げ方は下記の通りです。
- サムネイルやタイトルに沿った伝え方
- 動画の結末が予測できない
- 開始30秒で心をつかむ
サムネイルやタイトルに沿った伝え方
冒頭部分では、サムネイルやタイトルに沿った内容を伝えましょう。冒頭部分は視聴者がタイトルやサムネイルから得られる情報を抱いた状態のためです。
あなたの伝え方や動画内容が想像と違いますと、「思っていた動画と違う」と視聴者は感じ、動画を途中で見なくなる可能性が高いのです。したがって、視聴者が抱くイメージを崩さないためにも、サムネイルやタイトルが動画内容と近しいと、冒頭部分で伝えるのが大切。例えば、「マッチングアプリの攻略法3選」でしたら、マッチングで彼女・彼氏が作りやすくなる方法を3つ紹介しなければなりません。
サムネイルやタイトルと視聴者の期待がずれないような、伝え方を意識しましょう。
動画の結末が予測できない
動画の結末が予測できないと、視聴者は最後まで見てくれやすいのです。結末が容易に想像できますと、最後の部分だけ見て動画視聴をやめる=視聴維持率の低下につながるためです。
例えば、「大切な報告があります」といったタイトルは、視聴者の関心を集められますので、多くの動画投稿者が使うタイトルです。ドラマや映画のように結末が予測できないような動画を作ると、視聴者が最後まで興味関心を抱いたまま見てくれるはずです。
開始30秒で心をつかむ
冒頭部分の開始30秒で心をつかまなければ、視聴をやめるユーザーが多く存在します。動画開始30秒が視聴維持率に大きく関わるためです。
具体的には、動画の楽しさや魅力が伝わるような工夫が大切。教育系動画の場合、知らない情報や好奇心をかき立てられるような説明があると、視聴維持率は上がりやすいですよ。
YouTube動画で視聴者を楽しませるといった意識を持ちながら、開始30秒で視聴者の心をつかんでください。
動画中盤
動画冒頭の視聴維持率の上げ方は下記の通りです。
- BGMや効果音が適切
- タイムスタンプの設定
- 視聴者への問いかけ
BGMや効果音が適切
動画内容に合わせたBGMや効果音などをつけましょう。無音の状態が長い・ノイズが耳障りなど、音のトラブルは視聴維持率の低下につながるためです。
下記のような対策をして、視聴維持率を高めましょう。
- 音声は-10dB、BGMは-30dB
- 音声とBGMを組み合わせる際、BGMは音声よりもー20dB
音のバランスがとれますので、ユーザーは心地よく動画視聴でき、視聴維持率が高まりやすいのです。
タイムスタンプの設定
タイムスタンプの設定は忘れないようにしましょう。視聴者は気になる情報をすぐに見たいためです。
タイムスタンプとは、時間で設定できる目次です。例えば、YouTube動画の説明欄に「3:00」といった半角数字で時間を入れると、動画開始から3分の時点までスキップ可能。
タイムスタンプはユーザー思いの機能ですので、視聴維持率増加を期待できます。
視聴者への問いかけ
発信者は視聴者への問いかけも忘れてはいけません。動画視聴は受動的な行為ですので、視聴者へ問いかけなければ見飽きてしまうためです。
例えば、視聴者から質問を募集し、コメントに書き込んでもらうのが効果的です。また、投稿して欲しい動画のリクエストを募集すると、視聴者が見たい動画を提供できますよ。
また、筆者がよく見るYouTube動画では、「私がさっき言ったこと覚えてますか?」といったように、動画を振り返る問いかけが多く存在しています。まるで目の前の投稿者と対話するような印象を受けますので、とても楽しく動画視聴できました。
視聴維持率を下げないためにも、維持率視聴者への問いかけは忘れずにおこないましょう。
視聴維持率が低い動画の対処法
視聴維持率の低い動画の対処法は、動画が投稿されてから経過した時間によって異なります。
- 24時間以内→サムネイルやタイトルを変更
- 1週間→視聴維持率が低ければ動画削除の検討
上記を基準にしながら、視聴維持率が低い動画へ対処してください。
また、視聴維持率が50%前後でインプレッションクリック率(あなたの動画を発見しクリックした割合)が低い場合は、サムネイルやタイトルを変更しましょう。動画の質が悪くないと判断できるためです。
それに対して、インプレッションクリック率が高いのにもかかわらず、視聴維持率が30%台を下回っていますと、動画の質が悪い可能性が高いのです。今後も伸びづらいと判断できますので、削除するのも1つの選択肢ですよ。
万が一チャンネルのジャンルに合わない動画を作った場合は、削除前提に指標を参考にしながら判断してください。視聴維持率の低い動画への対処法は、サムネイルやタイトルを変更するもしくは、チャンネル運営を考慮し削除するかのどちらかの選択が必要です。
YouTubeの視聴維持率はとても重要!
YouTubeの視聴維持率の重要性を解説しましたが、いかがでしょうか。視聴維持率は多くのYouTuberが大事にしており、多くの改善策が存在します。あなたのYouTube動画の視聴率を分析し、本記事で紹介した改善策をぜひ試してください。